Zapf展
2011.09.19 23:49|展覧会|
日本において初のZapf展
「ヘルマン・ツァップ&グドルン・ツァップ カリグラフィーの世界」が開催されております。
直筆を含む美しいカリグラフィー作品が50数点展示されています。
どうぞ美しい文字芸術の会場にお運びくださいませ。
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〈会 期〉 2011年9月13日(火)~9月25日(日)
休廊日なし
開場時間 /11:00~19:00 最終日16:00まで(チケットの販売は終了30分前まで)
〈会 場〉 ギャラリー ル・ベイン http://www.le-bain.com/gallery/index.html
東京都港区西麻布3-16-28 le bain 1F 東京メトロ六本木駅より徒歩10分
〈入場料〉 1,000円
〈作品数〉 50数点を予定(直筆作品、複製品、フォント制作資料、金属活字など)
〈主 催〉 ジャパン・レターアーツ・フォーラム
小林 章(ドイツ・ライノタイプ社タイプ・ディレクター)
■ 展覧会の特徴
海外のファッション雑誌や高級ブランドの広告を目にする人、あるいは欧米の書籍に親しんでいる人の多くは、Optima、Palatinoなどツァップ夫妻のデザインしたフォントも同時に見ているといってほぼ間違いないでしょう。
その美しさゆえに高級化粧品や有名ブランドが使いたがり、その読みやすさゆえに多くの書籍の本文に採用されるツァップ夫妻のフォントのデザインの原点は、彼らが若い頃から情熱を注ぎ続けているカリグラフィーにあります。
ツァップ夫妻による直筆も含めたカリグラフィー作品、金属活字やデジタルフォントの制作途中のメモを併せて展示することで、彼らの70年以上にわたる創作活動の一面を紹介します。展示物には日本人カリグラファーとフォントデザイナーによる日本語での細かな解説がつきます。
美術全般に興味のある人はもちろん、カリグラフィーに興味のある人、欧文フォントデザインの神髄に触れたい人が見ても興味深い、また資料的価値も高い展示です。
■ 関連プログラム
DVD『The Art of Hermann Zapf』(1967年 Hallmark社制作 嘉瑞工房所蔵)特別上映
日時 9月18日(日)&9月25日(日)1日2回 13:00 15:00(上映時間約18分)
場所 展示会場内
内容 伝説のカリグラフィー指導映像。若きヘルマン・ツァップが教授する手書き文字の極意。
カリグラファー&デザイナー必見の動画。
■ アーティスト プロフィール
ヘルマン・ツァップ(Hermann Zapf)
1918年ドイツ生まれ。カリグラファー、フォントデザイナー。独学でカリグラフィーを始め、1930年代から活字鋳造会社で活字のデザインを担当。
代表的なフォントは Optima、Palatino、Melior、Zapfinoなど。カリグラフィーを取り入れた書籍のカバーデザインなども多い。
フォントデザインへの貢献と多くの著作などが評価され、2010年ドイツ連邦共和国功労勲章を受賞。
グドルン・ツァップ・フォン・ヘッセ(Gudrun Zapf-von Hesse)
1918年ドイツ生まれ。ヘルマン・ツァップ氏の妻。カリグラファー、フォントデザイナー、製本家。 代表的なフォントは Diotima, Alcuin, Nofretなど。1991年フレデリック・ガウディ賞を受賞。